1996-03-13 第136回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
そして同じ三月に、薬務局出身の小玉知己さんがこのミドリ十字の副社長に就任をされておられます。まさに、薬務局とミドリ十字というのは非常に深い関係にあるわけです。私たちは、そういう点について疑問に思います。わからない点があるのです。
そして同じ三月に、薬務局出身の小玉知己さんがこのミドリ十字の副社長に就任をされておられます。まさに、薬務局とミドリ十字というのは非常に深い関係にあるわけです。私たちは、そういう点について疑問に思います。わからない点があるのです。
何をやっていた人が行ったかといいますと、一人を除いて全部が薬務局出身者なんですね。梅本純正さんという方は厚生省の事務次官だった方です。この人だけを除きましてあとは全部薬務局出身ですが、この人は武田薬品工業の専務、企画本部長というような役になっていられます。それから、やはり厚生省の事務次官坂元貞一郎さん、この方は中外製薬の副社長になっていられます。
しかし「李下に冠を正さず」という言葉もあるように、薬務局出身の上級の役人が、ストレートに近い形でそうした大企業に副社長などになって行っているという、この体質というものは、やはり「李下に冠を正さず」という姿勢をとっていただきたいというふうに問うたわけですけれども、大臣は、いまそれをすりかえたように私は思います。しかし、この点は一応御忠告申し上げるだけであって、次の質問に移ります。